|
|
AAさん、こんにちは。
非常に難しい問題です。サッカーは番狂わせが多いスポーツの性質上、特定のチームばかり全国に出るようでは、その県のサッカーのレベルを疑ってしまいます。これが番狂わせを起こしにくい、ラグビーやバスケだとしょうがない面もあるとは思いますが、それでも予選スコアのワンサイドぶりを嘆く声はありますね。長崎は国見以外が高校総体に出ても、そこそこの成績を残すので、標準レベルには達していると思いますが、青森や石川では予選のスコアが圧倒的ですね。思考実験として、その県のベスト5による剣道のような団体戦があったとします。大将同士の試合なら青森や石川は勝つ確率が高いでしょうが、副将以下はどうでしょうね?
野球についてはピッチャーが勝敗の8割を握っているとも言われる競技特性上、その他の選手の総合力自体は落ちるチームが勝つことは良くあります。別に野球界がタレントの宝庫だとは思いません。豊田泰光さんは、日本人メジャーリーガーの不振を受けて、「メジャーにとって日本プロ野球は人材の宝庫ではないことがバレた」という主旨の発言をしています。20年くらい前でしょうか、北北海道大会で釧路湖陵高校が好投手を擁し、貧打をカバーして無失点で予選決勝まで勝ちあがり、そこで得点できず0-0の延長16回についにエースが力尽きて負けたことがあります。釧路湖陵はサッカーで高校総体に出たことがあります。総合力では野球部よりサッカー部のほうがあったのでしょうが、野球には無名校にもピッチャーしだいでチャンスがあるのですね。
サッカーは相手の例えば7割以上の力を持てば、勝てる可能性がグンと上がりますが、7割なければ、厳しいと思ってます。何より県全体にサッカーが浸透していれば、中学生の育成にも個性が出て、その結果、個人の個性に合わせて進路を選択し、ある程度以上の強豪校が同一県に誕生するはずです。
広島県はサンフレッチェの下部組織がユースに上がれない選手もジュニアユースでそれなりにきっちり育成して、また他のクラブも頑張って、高校に人材を送り、近年皆実や観音が全国制覇しています。かつては高校勢がどんぐりの背比べだった大阪もJも他のU-15クラブも頑張って選手を育てて、とりあえず全国で通用する(そこそこの高校に勝っても何の不思議も無い)レベルにまで達した高校が10何校はあると思います。何も関大一高が大阪で圧倒的に強いわけではありません。
日本には高校サッカーという素晴らしい育成フォーマットがあるのだから、人材の集まるJユースを重視しつつも、高校を上手く活用することが、日本サッカー全体のためになると思っています。そのために多くの指導者が「ウチにもチャンスがあるんだ」と思う環境を自ら整えることですね。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/40506/
|
|